少し前に、こんな書き込みをネットで見た。
雑誌編集者の裏話のような内容だ。

女性誌には「自分らしい生き方」とかいうお題目で、30代独身を肯定するような記事がいろいろと載ってる。「それこそが先進的で現代的な生き方だ」と言わんばかりに。
私はそういう雑誌で編集やってたことがあるから本当のことを書きますけど、作ってるほうはそんなこと信じちゃいません。ライターともよく話しました。「こんな心にもないこと、よく書けるな~」「目的は現実逃避ですからね。 じゃなかったら、30代独身女性は読んでくれないですよ」 内心、「30代独身は終わってるよなぁ」と思いつつも、30代独身ライフを賛美する記事を掲載する。でもね、そういう特集を掲載すると反響がいいんですよ。「私の生き方は間違ってなかった」という読者カードが山ほど届く。間違ってるって(笑)。
まあ単なる売れ残りに、自己肯定の機会と人生への夢が与えられるし、たとえウソの企画でも、勘違いしてくれれば発行部数が上がるからいいけどね。
目次
30代独身を礼讃する記事の功罪
この晩婚化時代、まわりを見ても結婚してない36〜44歳の女性は多い。アラウンドフォーティと言われる年代の女性たちは何を考えて生きているのだろうか?
独身で自由に生きると言っても、コロナ禍で一人暮らしはさみしいだろう。
10年前に『あいつ』で適当に手を打っておけばよかったと後悔しているのだろうか。
相手にされない独身男性とモテる既婚男性
なんでもいいからそこら辺の男と結婚しろよ、とそういう訳にはいかない。
独身男性は気持ち悪いコミュ障のようなのが多く、3時間話してるだけで帰りたくなる。かたや、やわらかい物腰と落ち着いた態度で魅力的に映るのは遊び人だったり既婚者男性だったり、する。なかなか良い物件を探すのは難しい。マッチングアプリでなら尚更だ。
氷河期世代と晩婚化
誰が悪いのかって、もちろん誰も悪くない。アラフォー独身女性礼賛する女性雑誌編集者も被害者の1人だ。望まれたものを提供しただけ。悪いとすれば生まれた時代が悪かったのだろう。
結婚が幸せとは限らないが、独身も幸せとは限らない
もちろん、結婚したら幸せになれるという保証はない。現に、セックスレスの夫婦は多いし、離婚してしまうケースもある。
だが、それを理由に独身最高とはならない。大好きな人と結婚して子供を育てる幸せは、独身者にはわからない。
その後、不仲となれば、離婚に至る苦しみも独身者は味わうこともない。
とりあえず一度は結婚して子供を作らないと良いか悪いか判断できないというだけである。
30代独身女性はどこへ消えた?
多分、実家の近くか、マッチングアプリに生息してると思われる。なんとか救済策はないかと、周りを見回している今日この頃である。